外国人講師により改革
昭和27年頃に来日し、日本全国の美容師によく知られ美容業界に改革をもたらしたと言われるアメリカの美容家アル・テイト氏はテートシステムの創始者でした
昭和28年頃テイト氏のディプロマを持って記念撮影
ヘアスタイルに最も大切な基礎技術であるピンカールに一つの手法を完成した。
その手法を学び指導を受けた10人くらいで結束し、水曜会はスタートしたのです。
外国人講師に学ぶ
テイト氏による実演
水曜会誕生
昭和28年に箱根湯本で同人会の形で発表会を行いましたが、政治色一切なしでお互いの個性を尊重した自由な考え方で運営していこうということでした。
初代会長は細野スズ先生でしたが、その後会は6ヶ月交代で地区毎に会長を選んでいくことになりました。
それについては、各会長の個性を生かし色々な形で運営されていくことを預かっての細野先生のお考えだったと思います。
初代会長 細野スズ先生
細野会長後、10年位は次の創立会員が交代で会長に就き活動をしていました。
歴代会長
- 谷安シゲ
- 菅野ナヲ
- 高橋常子
- 高橋愛子
- 小林三枝子
- 斉藤君江
- 大谷智恵子
その後は、菅野ナヲ氏と大谷智恵子氏が交互に会長に就きました
新しい技術
テートシステムで作る立体感があり彫刻的に仕上がるウエーブなどその整然としたヘアスタイルに夢中。
作ってはお互いに批評して技術を磨いたものです。
専門学校での講習会
3周年
昭和31年に水曜会創立3周年を迎え、会員の技術発表と合わせて、美容評論家の藤原あきさん・舞踊家の吾妻徳穂さんを招き文化講座を開催。
文化講座を通じて後年、色々な講習会・講演・ヘアショー・コンテストへ受け継がれました。
昭和33年からは、スモールショーを神奈川公会堂などで開催。
昭和37年には、NHDKのニューラインをテーマにフロアーショーを開催。
昭和38年の水曜会創立10年目には、クリフサイド(当時のダンスホール)を会場に「ルノアール」「ゴヤ」など世界的に有名な画家達の肖像画をイメージし創作したヘアショーを開催しました。
創立以来10年間、志を一つにした仲間意識でお互いの個性を認め合い本音で話し合いながら新しい技術を追求していくことに情熱を傾けました